生き物たちが動き出す季節
生物多様性とは?
寒かったり急に暖かくなったりと、寒暖差の厳しい最近でしたが、
やっと春めいて暖かくなってきたように感じます。
蕾も綺麗な花を咲かせ、虫たちも地面から顔を出す季節です。
最近、「生物多様性」という言葉をよく耳にします。
というのも、2022年12月に生物多様性条約の国際会議がありました。
私たちが住む地球は、最近からゾウのような大きな生き物まで
3000万種類もいると言われています。
全ての生き物は異なる環境下で、自分たちの居場所を見つけながらともに進化してきました。
お互いに直接的・間接的に繋がって、成り立っています。
これを「生物多様性」と言います。
生物多様性条約では、この多様性に3つのレベルがあるとされています。
●生態系・・・森林、里地里山など
●種・・・微生物、動植物など
●遺伝子
この3つは互いに支えあいながら生存しており、
どれか1つが欠けると、他の生物も生存できなくなってしまいます。
今、日本ではこの生物多様性が危機にあります。
原因は大きく分けて以下の4つです。
・開発や乱獲で種が減ったり絶滅の危機が迫ったりしている
・里地里山などの手入れが不足して自然の質が低下している
・外来種などの持ち込みにより生態系が乱れている
・気候変動など地球環境が変化している
そのため日本の野生生物の約3割が絶滅の危機にあります。
生き物たちが顔を出し始めた今の時期、
改めて生物多様性、生態系についてしっかり考えて行きたいですね。
参照:環境省HP